読書とことばの教室
サイプレス学習塾には、「読書とことばの教室」があります。4年前、塾の開設時から続けています。当初は、読書の面白さを体感してもらい、本に親しむことを生活の一部にしてもらいたい、また知識を習得する力が大きい学齢期に、幅広い分野の書籍に触れて、教養をひろげてほしいという願いで始めました。
今は、「読む」、「ことばを豊かに」、「表現する」の3つの柱で授業をしています。
「読む」については、アプリで朗読を聞きながら読む読書、朗読なしで自分で読む読書、読解問題の演習の3つの内容でやっています。アプリを使うと、朗読のスピードを速めることができますので、読む速さを上げていくようにしています。読解問題の演習は、精読、つまり、文章をしっかり読む、答えをみつける、考えることを目的にしています。
「ことばを豊かに」では、1つのことばにと似たことば、同じグループに属していることばを覚えるようにしています。類語や言い換えのことばを演習します。また、出版社から出ている教材をいくつか探って、ことばのワークをしています。
「表現する」は、読書をしたあとに、心に残った箇所をノートに書きだし、そこで自分はどういう気持ちになったのかを書いてもらっています。また、時々ですが、読書感想文の指導もします。最近は、「音読」をやってみようと思っています。文章の意味にあわせて、声の強弱、ことばに合わせた声の出し方、たとえば、「小さな」、「びっくり」といったことばはその意味を声の調子で表現してみるといったことです。
「読書とことばの教室」の対象は小学生ですが、75分の授業時間にしています。低学年のお子さんにとっては、75分は少しきついところがあると思いますが、必要な時間数だと考えています。