推薦入試までにやるべきこと
正月が明けて、中学3年生はいよいよ入試の年を迎えました。みんな、生まれて初めての受験です。生徒は、逃げだしたい気持ちと、何とかして乗り切りたいという気持ちとが綱引きしているようです。年末までの様子は、「不安感」と「やらないといけない覚悟」とが交錯して、どう対処していいか分からず、落ち着きがなかったように感じましたが、年があらたまると、真剣さがぐっと増してくるとともに、「早く高校生になりたい」と気持ちをストレートに出すようになってきました。今の時期、教師ができるメンタル面のフォローとしては、不安を期待に変えてあげること、そのために、「高校は楽しいところだぞ」と毎回、言ってあげることかなと思います。
今年の中3生は、全員が公立高校の推薦入試を受けます。中学校での校内チェックをクリアして、これから出願し、入試は2月15日に行われますので、今ちょうど4週間前です。推薦入試は、高校によって試験内容が異なります。適性検査や面接、小論文を書かせる高校もあります。現在、塾では、過去問、小論文対策を中心に授業をしています。面接対策は来週あたりから始める予定です。
この残り4週間でやることとしては、なぜその高校を受験するのか、面接や小論文でアピールできるようにするため、受験する高校のことをもっと知ってもらうことが1つ。2つめは、その高校で何をどう学び、体験するのかを、自分の言葉で話せるようになること。3つめは、全国の入試の潮流でもある、持続可能な社会を作るために、問題になっていること、解決の方向性について学んでもらうことです。SDGsは17もテーマ(ゴール)がありますので、中学生にも学びやすい、貧困や教育、気候変動などを取り上げる予定にしています。