アスリートのことば 「努力」
大阪マラソンに当選しました。
初めてエントリーした2013年に初当選し、2回目が2015年で、今年は3回目です。
この期間、神戸マラソンを2回走っています。
この7年間で大阪または神戸マラソンを5回走っていることになります。
当選倍率が5倍くらいですので、マラソンに関してはなかなかの幸運の持ち主かもしれません。
ランニングは7年前から始めました。むかし陸上をやっていたにも関わらず、
最初は、3キロ走るのがやっとで、ふくらはぎは何度も痛めました。
それでも、走るのはやめず、月に100キロほど走り込みをしています。
会社勤めをしていたころは、夜の9時とか10時から走っていました。
大会は、1年でフルマラソンを3回ほど走っています。
大会に出ますと、トップアスリートの方が、ゲストや招待ランナーで来られます。
アテネオリンピックで金メダルを取られた野口みずきさんは
神戸マラソンの時、コースの真ん中に立っておられ、一人ひとりにハイタッチを
してくださいました。遠くからでも野口さんがいる場所が輝いて見え、オーラを感じました。
野口さんは身長150㎝です。
「努力は裏切らない。走った距離もそうですけど、毎日の積み重ねがモノをいう。」
野口さんのことばです。ことばの通り、月間1300キロを走っておられたそうです。
フルマラソンと同じ42キロを毎日走っていたことになります。
有森裕子さんは、淀川国際ハーフマラソンに毎年来られます。
有森さんが活動されている団体がこの大会を支援してくださっています。
スターターをされ、ゴールではランナーを出迎えてくださいます。
「出来るときに、出来ることを、出来る範囲で、出来るだけやる。」
有森さんのことばです。
選手時代は無名で、記録も平凡だった有森さんは小出監督に出会い、
2度目のメダルを取られたとき「自分をほめてあげたい」というほど、
納得した練習を積み重ねてこられました。
前回の大阪マラソンを走ったとき、君原健二さんが招待ランナーで走られていました。
君原さんは、メキシコオリンピックで銀メダルを取られたレジェンドです。
名前入りのビブスをつけられているので、わかるのです。70歳代半ばと推察しますが、
しっかりしたピッチで走られていました。「頑張ってください」と声をかけさせていただくと、
手を挙げて応えてくださいました。
「努力の成果は目には目には見えない。しかし、紙一重の薄さも重なれば本の厚さになる。」
君原さんのことばです。
努力することは当然としても、その努力をどうやるか。
私はとうていできないですが、
そのことばの深み、重みは感じます。